鬼ヶ城とは、三重県熊野市にある国の名勝・天然記念物であり、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっている景勝地である。海岸部は熊野灘の波の侵食と地震による隆起で生まれた奇岩地帯として知られる。一方、山頂部には鬼ヶ城本城跡と呼ばれる中世山城跡があり、有馬氏の隠居城として築かれたと伝わる。現在は海岸線の遊歩道、鬼ヶ城センター、山頂の鬼の見晴台、熊野古道・松本峠とあわせて見学できる。
| 目的 | 熊野灘を見張る山城、地域支配の拠点、海岸部を見下ろす防御・監視拠点 |
|---|---|
| 特長 | 鬼ヶ城本城跡、山城、堀切、曲輪、石垣、鬼の見晴台、熊野灘の眺望、世界遺産 |
| 他の城との違い | ・一般には城跡よりも、熊野灘沿いの奇岩景勝地として知られる ・山頂部に鬼ヶ城本城跡と呼ばれる中世山城跡が残る ・城跡と、国名勝・天然記念物の海岸景観をあわせて見学できる |
| 石垣 | 一部あり |
|---|---|
| 土塁 | 一部あり |
| 種類 | 石垣、土塁、堀切、曲輪、山城、見張り場 |
| 石材 | 自然石 |
| 特長 | 鬼ヶ城本城跡は、熊野灘を見下ろす山頂部に築かれた山城である。鬼ヶ城センターの解説では、標高153メートルの山頂に築かれ、東西約30メートル、南北約330メートルの範囲に、堀切3か所、城郭を十数か所備えた、この地方最大規模の山城とされる。本丸や二の丸の石垣、松本峠へ向かう道に残る堀切跡などが見どころである。高石垣を見せる近世城郭ではなく、海を望む山の地形を活かした中世山城として見るのが自然である。 |
| 別称 | 鬼ヶ城本城跡、鬼ケ城、鬼の岩屋 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県熊野市 |
| 築城 | 1521年頃と伝わる |
| 築城者 | 有馬忠親と伝わる |
| 住所 | 三重県熊野市木本町1835-7周辺 |
| 電話番号 | 0597-89-1502 |
| 開館時間 | 鬼ヶ城遊歩道・鬼ヶ城本城跡は見学自由。鬼ヶ城センターは平日10時~17時、土日祝9時~17時 |
| 休館日 | 鬼ヶ城遊歩道・鬼ヶ城本城跡はなし。鬼ヶ城センターは年中無休 |
| 入場料 | 無料 |
| 備考 | 鬼ヶ城は国の名勝・天然記念物で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である。海岸部には約1kmの遊歩道が整備され、千畳敷などの奇岩景観を見学できる。山頂の鬼ヶ城本城跡へは、鬼ヶ城センターから徒歩約20分、山頂から松本峠へは徒歩約15分と案内されている。 |
| 平安時代 | 坂上田村麻呂が鬼ヶ城を根城にした海賊・多娥丸を征討したという鬼退治伝説が伝わる |
|---|---|
| 1521年頃 | 有馬忠親が山頂に隠居城を築いたと伝わる |
| 中世 | 熊野灘を見下ろす山城として、周辺地域の支配や海上監視に関わったと考えられる |
| 1935年 | 鬼ヶ城が国の天然記念物に指定される |
| 2004年 | 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録される |
| 2013年 | 複合観光施設として鬼ヶ城センターが開業する |
三重県熊野市の熊野灘沿いにあった「鬼ヶ城」は、室町時代に有馬氏が岸壁の山頂に築城した城です。「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」として国の名勝・天然記念物に指定されており、平成16年(2004年)には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産にも登録されました。