杉山城埼玉県比企郡

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  • 「築城の教科書」と呼ばれる戦国時代の山城
  • 土塁・空堀・虎口・横矢掛かりがよく残る城跡
  • 比企城館跡群のひとつとして国指定史跡に指定

杉山城とは、埼玉県嵐山町にある戦国時代の山城跡である。市野川を挟んで鎌倉街道を見下ろす丘陵上に築かれ、本郭を中心に複数の郭を巧みに配置している。土塁、空堀、虎口、横矢掛かりなどの防御施設が非常によく残り、その完成度の高さから「築城の教科書」「戦国期城郭の最高傑作のひとつ」とも呼ばれる。現在は国指定史跡「比企城館跡群」のひとつとして整備されている。

杉山城の特長
目的 戦国期の軍事拠点、鎌倉街道を見下ろす防御拠点
特長 山城、土塁、空堀、虎口、横矢掛かり、折歪、郭群
他の城との違い ・石垣ではなく、土塁と空堀を主体とした土の城である
・本郭を中心に約10の郭を高低差を活かして配置している
・虎口や塁線に横矢を意識した技巧的な縄張りが見られる
杉山城の石垣・土塁
石垣 なし
土塁 現存
種類 土塁、空堀、虎口、横矢掛かり、折歪、曲輪
石材 該当なし
特長 杉山城は石垣を主体とする城ではなく、土塁と空堀によって構成された戦国時代の山城である。本郭を中心に郭を三方向へ広げ、各所の虎口には側面から攻撃できる横矢掛かりが仕掛けられている。塁線には折歪と呼ばれる屈曲が多用され、敵の見通しを妨げながら防御力を高める工夫が見られる。
杉山城DATA
別称 初雁城
所在地 埼玉県嵐山町
築城 戦国時代中頃
築城者 不明
住所 埼玉県比企郡嵐山町杉山
電話番号 0493-62-2150
開館時間 見学自由
休館日 なし
入館料 無料
備考 杉山城跡は国指定史跡「比企城館跡群」のひとつで、続日本100名城にも選定されている。発掘調査により、戦国時代中頃の関東管領山内上杉氏と扇谷上杉氏の抗争期に築かれ、短期間で廃城となった城と考えられている。
杉山城への交通アクセス
東武東上線「武蔵嵐山」駅、徒歩約40分。

HISTORY 杉山城について

杉山城の歴史
1520年頃 文献史料に見える「杉山の陣」の時代の城とされる
戦国時代中頃 山内上杉氏と扇谷上杉氏の抗争期に、杉山城が築かれたと考えられる
戦国時代 本郭を中心に約10の郭を配置し、土塁・空堀・虎口を備えた山城として整備される
戦国時代 短期間で城としての役割を終え、廃城になったと考えられる
2002年 発掘調査が始まり、築城時期や城の性格が明らかになっていく
2008年 比企城館跡群のひとつとして国指定史跡に指定される
2017年 続日本100名城に選定される