- 杵築藩二つの家に治められた小藩
- 杵築藩はの豊後国国東郡・速見郡内を領した藩で、杵築城を藩庁として小笠原氏と能見松平という二つの家が幕末まで治めた譜代大名の藩です。 2万~4万石の小藩ですが、平地が少ない分畳の原料であるい草などと栽培
杵築城とは、大分県杵築市にある中世から近世にかけての城跡である。旧名を木付城といい、応永元年(1394)に木付頼直が八坂川河口近くの台山に築いたことに始まるとされる。台山は守江湾に突き出した高台で、北を高山川、東を守江湾に守られた要害であった。戦国時代には木付氏の本拠となり、近世には前田氏、杉原氏、細川氏、小笠原氏、松平氏などが城主となった。現在は台山に模擬天守が建ち、石垣、曲輪、藩主御殿跡、城下町の坂道や武家屋敷とあわせて、杵築の歴史をたどることができる。
| 目的 | 木付氏の本拠、杵築藩の政庁、守江湾・八坂川河口部の監視、城下町形成の中心 |
|---|---|
| 特長 | 木付氏、木付頼直、守江湾、台山、模擬天守、藩主御殿跡、石垣、酢屋の坂、志保屋の坂、武家屋敷、杵築城下町 |
| 他の城との違い | ・守江湾に面した台山に築かれた海辺の城である ・現在の天守は史実上の復元ではなく、昭和45年(1970)に建てられた模擬天守である ・城跡単体ではなく、南北の高台に武家屋敷が残り、その間に商人町が広がる「サンドイッチ型城下町」と一体で見学できる |
| 石垣 | 一部現存・復元整備 |
|---|---|
| 土塁 | 一部現存・痕跡あり |
| 種類 | 石垣、土塁、曲輪、堀切、台山、平山城、海城 |
| 石材 | 自然石、割石など |
| 特長 | 杵築城は、守江湾に突き出した台山の地形を利用した平山城である。現在の模擬天守周辺には石垣が整備され、台山上の曲輪や城跡の地形を確認できる。国指定史跡の指定理由では、豊臣政権から江戸幕府の成立・安定へ向かう社会情勢の変化に応じて構造を大きく変えた城跡であり、一国一城令による破却以前の建物構成や構造が分かる点が重要とされている。城郭ページでは、模擬天守そのものよりも、台山の立地、石垣、藩主御殿跡、城下町との関係を中心に見るのが自然である。 |
| 別称 | 木付城、台山城、臥牛城 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県杵築市 |
| 築城 | 1394年と伝わる |
| 築城者 | 木付頼直と伝わる |
| 住所 | 大分県杵築市大字杵築16番地1 |
| 電話番号 | 0978-62-4532 |
| 開館時間 | 10時~17時。入場は16時30分まで |
| 休館日 | なし |
| 観覧料 | 一般500円、小・中学生250円。20名以上の団体は一般400円、小・中学生200円 |
| 備考 | 杵築城跡は国指定史跡である。現在の天守は昭和45年(1970)に建てられた模擬天守で、史実上の天守を復元したものではない。模擬天守内は資料館として公開され、杵築に関する資料を展示している。令和8年(2026)4月1日から観覧料が改定され、一般500円、小・中学生250円となっている。杵築城は共通観覧券対応施設で、大原邸、きつき城下町資料館、磯矢邸など城下町の施設とあわせて見学できる。 |
杵築城は、大分県杵築市杵築にかつて存在した平城です。戦国時代、城主であった木村氏と九州統一を目指す島津氏の間で壮絶な戦いがあったことでも知られています。 そんな杵築城の歴史を紐解いていきましょう。
| 1394年 | 木付氏4代・木付頼直が台山に城を築いたことが、木付城の始まりとされる |
|---|---|
| 室町時代 | 木付氏が国東半島南部の有力国人として、木付城を本拠に勢力を保つ |
| 戦国時代 | 木付城が大友氏配下の木付氏の本拠として機能する |
| 1586年 | 島津氏の豊後侵攻に際し、木付城が攻撃を受ける |
| 1587年 | 豊臣秀吉の九州平定により、豊後の支配体制が再編される |
| 安土桃山時代 | 前田氏、杉原氏、細川氏などが木付城主となる |
| 江戸時代前期 | 小笠原氏が入封し、木付藩の城として整備される |
| 1645年 | 松平英親が木付へ入り、以後、能見松平氏が明治維新まで治める |
| 1712年 | 幕府の朱印状で「木付」が「杵築」と誤記され、以後、藩名・地名が杵築へ改められたと伝わる |
| 江戸時代 | 杵築藩の政庁として機能し、北台・南台の武家屋敷と谷間の町人地からなる城下町が発展する |
| 明治時代 | 廃藩置県により杵築藩が廃止され、城郭建物の多くが失われる |
| 1970年 | 台山に現在の模擬天守が建てられる |
| 2020年 | 台山および北麓の藩主御殿跡を中心とする範囲が、国指定史跡「杵築城跡」となる |
杵築城と関連する事件を読む
| 藩庁 | 杵築城 |
|---|---|
| 旧地域 | 豊後国国東郡・速見郡 |
| 石高 | 3万2000石 |
| 譜代・外様 | 譜代 |
| 主な藩主 | 小笠原家・能見松平家 |
| 推定人口 | 5万2000人(明治元年) |
大分県杵築市にある杵築城(きつきじょう)は、三方を海に囲まれた断崖絶壁の台地にそびえる海城です。山の形状が牛に似ていることから「臥牛城」の別名を持ちます。「日本一小さいお城」としても有名で、現在は模擬天守が建てられています。