味わう楽しみ城を訪ねたら、その土地の味も。城活と郷土料理
- [執筆者] 日本の旅侍編集部(メディア)
- 城活の味わう楽しみとは
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- 城を訪ねる旅に、その土地の郷土料理や地元の食材を生かした料理を組み合わせ、地域の食文化に触れる楽しみ方である。
- 松江城と出雲そば、米子城と鯖しゃぶ、大洲城とじゃこ天うどんなど、城と料理を組み合わせることで、城から町へと旅の関心を広げられる。
- 料理の食材や調理法、地域で親しまれている食べ方は、土地の自然や人々の暮らしを知るきっかけとなる。
- 城と店の位置、見学や食事にかかる時間を考えることで、町歩きや食事を一日の旅に組み込める。
- 城と料理の写真に、城名や料理名、店名、訪問日を添えることで、訪城と食事を一緒に旅の記録として残せる。
- 同じ城を訪ねても、季節や料理、店を変えることで異なる味に出会い、再訪する楽しみにつなげられる。
城を訪ねる旅に、郷土料理や地元の食材を生かした料理を組み合わせる楽しみを紹介します。松江城と出雲そば、米子城と鯖しゃぶ、大洲城とじゃこ天うどんを例に、城から町や食文化へ広がる旅を提案します。食事を旅の予定に組み込み、城と料理の写真を一緒に残すことで、訪城の思い出や再訪の楽しみも広がります。



城を歩いたあとに食べた一杯のそば。町の店で出会った魚料理。旅を振り返るとき、天守や石垣の景色と一緒に、その土地の味が思い浮かぶことがあります。
城活の「味わう楽しみ」は、訪ねた城を起点に、その土地の料理や食文化に触れること。昔から親しまれてきた郷土料理も、地元の食材を生かした店の一品も、城から始まる旅に楽しみを加えてくれます。
松江城と出雲そば、米子城と鯖しゃぶ、大洲城とじゃこ天うどん。これまで取り上げてきた城と料理を組み合わせながら、城を訪ねた先にある「味わう楽しみ」を見てみましょう。
松江城と出雲そば。城下の町で、そばの香りを楽しむ
島根県松江市の松江城には、江戸時代から残る天守があります。石垣を眺め、天守の中を歩き、堀沿いへと足を延ばす。城の見学と周囲の散策を合わせると、城と町のつながりを感じながら歩けます。
その旅に組み合わせたい料理が、出雲そばです。そばの実を丸ごと挽く「挽きぐるみ」による黒っぽい色合いと、豊かな香りが特徴。冷たい割子そばや温かい釜揚げそばなど、食べ方にも土地の個性があります。
これまで取り上げてきた「出雲そば 菊二郎」も、その味に触れられる店の一つです。そばの色や香り、薬味との組み合わせに目を向けると、普段食べているそばとの違いを楽しめます。
城を歩く時間と、そばを味わう時間。店で腰を落ち着ければ、撮った天守の写真を見返したり、次に歩く通りを考えたりする余裕も生まれます。食事のひとときも、城下の町で過ごす時間の一部になります。




米子城と鯖しゃぶ。山と海を眺めたあとに、土地の魚を味わう
鳥取県米子市の米子城跡では、石垣をたどりながら城山を登れます。天守跡からは、大山や中海、日本海、市街地を見渡す景色が広がります。城からの眺めによって、町の周囲にどのような山や水辺があるのかを確かめられる場所です。
米子で取り上げてきた料理の一つが、「美酒佳肴 ゆらく」の鯖しゃぶです。山陰沖で揚がった鯖を使った料理で、焼き魚やしめ鯖とは違う食べ方で魚の魅力に触れられます。
城山から眺めた海と、町の店で味わう魚。景色の中に見えていた海が、料理の食材を育む場所としても身近になります。「この魚はどこでとれるのだろう」と関心を持つと、城を訪ねる旅に、漁港や地域の食文化を知る楽しみも加わります。
昼に城を歩き、夕方から町で食事を楽しむ。食べたい料理に合わせて滞在時間を考えると、城の見学だけでは通り過ぎていた町にも、ゆっくり過ごす理由ができます。




大洲城とじゃこ天うどん。川辺の城から、町の一杯へ
愛媛県大洲市の大洲城は、肱川のほとりに立つ城です。木造で復元された天守や現存する櫓を見学し、川沿いから城を眺めると、城の姿と町の風景を一緒に楽しめます。
この城を訪ねる旅に重ねたいのが、「白石うどん店」のじゃこ天うどんです。じゃこ天は、愛媛県の南予地方に伝わる、小魚の身や皮、骨をすり身にして揚げた食品。うどんの具としても親しまれています。
いつものうどんに、土地の味であるじゃこ天が加わる。よく知っている料理の中に、その地域ならではの食材を見つけるのも、旅先で食事をする楽しみです。料理の名前だけでなく、何が入っているのかにも目を向けてみましょう。
城から川辺へ、川辺から町の通りへ。そして店で一杯のうどんを味わう。食事の場所を旅の途中に加えると、城と店の間にある道や町並みにも、自然と目が向くようになります。


食材や食べ方を知ると、町への関心が広がる
郷土料理を味わうときは、名前や見た目に加えて、使われている食材にも注目してみましょう。
出雲そばの色や香り、鯖を鍋で味わう食べ方、じゃこ天に使われる小魚。同じそばや魚料理でも、材料や調理法が変わると、食事の楽しみ方も変わります。
店の説明や地域の案内を読むと、食材の産地や、地元で親しまれている食べ方が分かることがあります。気になった料理をきっかけに調べてみれば、山や海の恵み、人々の暮らし、食べ物を受け継いできた工夫へと関心が広がります。
城と料理の組み合わせは、一通りに決める必要はありません。同じ城を訪ねても、選ぶ一食が変われば、旅に残る記憶も変わります。再訪するときには、前回とは違う料理を一つ加えてみるのもよいでしょう。
城歩きと食事を、無理なく一日の中に組み込む
食べたい料理が決まったら、城と店の位置を地図で確かめてみましょう。城の近くで昼食にするのか、駅へ戻る途中で立ち寄るのか、夜まで町に滞在するのか。食事の場所によって、歩く道や過ごし方も変わります。
山城を歩く日には、下山後に落ち着いて食べる時間を取る。町の中の城なら、周辺を散策しながら店へ向かう。城の立地や見学にかかる時間に合わせて、一食を旅の予定に組み込んでみてください。
営業時間や定休日、目当ての料理の提供状況を確認しておけば、当日の予定も立てやすくなります。城を見る時間と食事の時間の間に少し余裕を持たせると、気になった通りや店先で足を止める楽しみも残せます。
城と料理を一緒に残すと、旅の記憶がつながる
城の写真を撮ったら、その日に食べた料理も一枚残してみましょう。天守や石垣の写真の隣に食事の写真が並ぶと、その土地で過ごした一日をたどりやすくなります。
城名、料理名、店名、訪ねた日を添えておけば、「どの城を見たときに、何を食べたのか」が分かります。印象に残った味や、初めて知った食材を短く書き添えるだけでも、自分の旅の記録になります。
次の訪城先を考えるときにも、その記録が役立ちます。同じ店でまた食べたい一品を選んだり、別の季節の料理を探したり。城を訪ねた記録に土地の味が加わることで、再びその町を歩く楽しみも増えていきます。
- 執筆者 日本の旅侍編集部(メディア) 日本の旅侍は知的旅〜オトナの城旅を城写真と共に伝える情報メディアです。日本全国のお城を都道府県別にご紹介。国宝天守・現存天守・復元天守・櫓・石垣・お堀などお城の様々な要素を写真共に伝えます。お城の歴史コラムもあり。 公式HP・SNSはこちら