- 九戸政実の乱の舞台となった城
- 中世城郭と近世城郭の特徴が重なる城跡
- 土塁・堀・石垣が残る国指定史跡
九戸城跡とは、岩手県二戸市にある中世から近世にかけての城跡である。九戸氏の本拠として築かれ、九戸政実の乱の舞台となった。乱の後には蒲生氏郷によって福岡城として改修され、中世的な曲線を持つ城郭の中に、近世城郭的な直線的構造や石垣が加えられた。現在は国指定史跡として整備され、土塁・堀・石垣などの遺構が残る。
九戸城跡の特長
| 目的 |
九戸氏の本拠、北奥羽支配の拠点、福岡城としての近世的改修 |
| 特長 |
三方を川に囲まれた平山城、中世城郭と近世城郭の特徴が重なる城跡 |
| 他の城との違い |
・九戸政実の乱の舞台として知られる
・九戸氏時代の中世城郭に、蒲生氏郷による福岡城の改修が重なる
・曲線的な曲輪構成と、直線的に整えられた本丸周辺の構造が共存している |
九戸城跡の石垣・土塁
| 石垣 |
現存 |
| 土塁 |
現存 |
| 種類 |
石垣、土塁、堀、曲輪、虎口 |
| 石材 |
不明 |
| 特長 |
九戸城跡には土塁・堀・石垣などの遺構が残る。本丸は二ノ丸より一段高く土を盛って築かれ、堀沿いには土塁と石垣がめぐる。九戸氏時代の中世城郭を基礎としながら、九戸政実の乱の後に福岡城として改修されたことで、近世城郭的な石垣や虎口の構造も見られる。 |
九戸城跡DATA
| 別称 |
福岡城、宮野城、白鳥城 |
| 所在地 |
岩手県二戸市 |
| 築城 |
明応年間(1492年~1501年)頃 |
| 築城者 |
九戸光政 |
| 住所 |
岩手県二戸市福岡字城ノ内 |
| 電話番号 |
0195-43-3213 |
| 開館時間 |
見学自由。九戸城ガイドハウスは10時~15時 |
| 休館日 |
なし。九戸城ガイドハウスは冬季閉館 |
| 入館料 |
無料 |
| 備考 |
九戸城ガイドハウスは4月上旬から11月30日まで開館し、続日本100名城スタンプの設置場所にもなっている。二戸市埋蔵文化財センターにも九戸城に関する展示がある。 |
- 九戸城跡への交通アクセス
- IGRいわて銀河鉄道「二戸」駅からバス約3分、徒歩約11分。
HISTORY
九戸城跡について
九戸城跡の歴史
| 明応年間 |
九戸光政の代に九戸城が築かれたと伝わる |
| 1580年 |
三戸城主・南部晴政が没し、南部氏内部の対立が深まる |
| 1591年 |
九戸政実が南部信直に対して挙兵し、九戸政実の乱が起こる |
| 1591年 |
豊臣秀吉の命を受けた奥州再仕置軍により九戸城が攻められ、九戸政実が降伏する |
| 1592年 |
蒲生氏郷により九戸城が福岡城として改修される |
| 江戸時代 |
南部氏の本拠が盛岡へ移り、福岡城は北奥羽支配の拠点としての役割を終える |
| 1935年 |
九戸城跡が国の史跡に指定される |
| 2017年 |
続日本100名城に選定される |