- 阿波九城のひとつに数えられた吉野川沿いの城
- 川島惟忠が築いたと伝わる平山城
- 現在は模擬天守を中心に川島公園として整備
川島城とは、徳島県吉野川市川島町にあった戦国時代から江戸時代初期にかけての城跡である。吉野川を望む城山に築かれ、元亀3年(1572)に川島惟忠、川島兵衛之進が築いたと伝わる。天正13年(1585)に蜂須賀家政が阿波へ入ると、川島城は徳島城を守る支城である阿波九城のひとつとなり、家臣の林能勝が城主となった。現在は川島公園として整備され、昭和56年(1981)に完成した模擬天守、遊歩道、展望台、万葉植物園などがある。現在の天守風建物は史実上の天守を復元したものではなく、城山公園の観光施設として建てられたものである。
川島城の特長
| 目的 |
吉野川流域の支配拠点、阿波九城のひとつ、徳島城を守る支城、川島地域の防衛拠点 |
| 特長 |
阿波九城、川島惟忠、林能勝、蜂須賀家政、吉野川、城山、模擬天守、川島公園、桜の名所 |
| 他の城との違い |
・徳島城を守る阿波九城のひとつとして位置づけられた
・吉野川を望む台地上に築かれた平山城である
・現在の天守は史実上の復元ではなく、昭和期に建てられた模擬天守である |
川島城の石垣・土塁
| 石垣 |
城郭遺構としての明確な石垣は限定的 |
| 土塁 |
曲輪跡などに痕跡あり |
| 種類 |
曲輪、平山城、台地上の城、模擬天守、城山公園 |
| 石材 |
該当なし |
| 特長 |
川島城は、石垣を主役とする近世城郭ではなく、吉野川に近い台地状の城山を利用した平山城である。現在は川島公園として整備されており、城郭遺構としては曲輪跡が中心となる。模擬天守や公園整備により改変された部分もあるため、現在見える城郭風建築や石積みをそのまま戦国期・江戸初期の遺構として扱うのは避けたい。城跡としては、吉野川を見渡す立地、阿波九城としての役割、川島公園内に残る城山地形を中心に理解するのが自然である。 |
川島城DATA
| 別称 |
阿波川島城、城山城 |
| 所在地 |
徳島県吉野川市 |
| 築城 |
1572年と伝わる |
| 築城者 |
川島惟忠、川島兵衛之進と伝わる |
| 住所 |
徳島県吉野川市川島町城山、川島町川島周辺 |
| 電話番号 |
0883-22-2226 |
| 開館時間 |
川島公園は見学自由。川島城は9時~17時と案内されているが、模擬天守内部は休館中の情報があるため、見学前に確認が必要 |
| 休館日 |
月曜日と案内されている。模擬天守内部は休館中の情報あり |
| 入館料 |
無料 |
| 備考 |
現在の模擬天守は、昭和56年(1981)に完成した城郭風建築であり、史実上の天守を復元したものではない。川島公園には、テニスコート、遊歩道、展望台、遊具広場、万葉植物園などが整備されている。桜の名所としても知られ、JR徳島線「川島」駅から徒歩約10分でアクセスできる。 |
- 川島城への交通アクセス
- JR「阿波川島」駅から徒歩約10分。
HISTORY
川島城について
川島城の歴史
| 1572年 |
川島惟忠、川島兵衛之進が川島城を築いたと伝わる |
| 戦国時代 |
吉野川流域を押さえる平山城として、川島地域の支配拠点となる |
| 1585年 |
豊臣秀吉の四国平定後、蜂須賀家政が阿波へ入る |
| 1585年以降 |
川島城は徳島城を守る阿波九城のひとつとなり、蜂須賀家臣の林能勝が城主となる |
| 江戸時代初期 |
阿波九城の一城として、徳島藩の支城機能を担う |
| 1638年 |
一国一城令の流れの中で、川島城は廃城となったとされる |
| 江戸時代 |
城跡周辺は徳島藩の地域支配に関わる場所として利用されたと考えられる |
| 1981年 |
川島公園整備の一環として、現在の模擬天守が完成する |
川島城を居城とする、徳島藩の歴史
- 徳島藩戦国末期から蜂須賀家が治める
- 島藩は、江戸時代を通して徳島県と淡路島を治めた藩です。戦国末期、四国征伐の功績によって豊臣秀吉よりこの地を与えられた蜂須賀家政を祖とし、そのまま明治維新まで蜂須賀家が治め続けたという珍しい藩です。そん
徳島藩DATA
| 藩庁 |
徳島城 |
| 旧地域 |
阿波国 |
| 石高 |
25万7000石 |
| 譜代・外様 |
外様 |
| 主な藩主 |
蜂須賀家 |
| 推定人口 |
71万人(明治元年) |