有岡城とは、兵庫県伊丹市にある戦国時代の城跡である。もとは伊丹氏の居城・伊丹城であったが、天正2年(1574)に荒木村重が入城し、有岡城と改めて大改修を行った。城だけでなく、侍町や町屋まで堀と土塁で囲む惣構の城であり、戦国時代の城郭都市の姿を伝える貴重な遺跡である。天正6年(1578)には荒木村重が織田信長に反旗を翻し、有岡城は長期包囲戦の舞台となった。現在はJR伊丹駅西側に主郭部が史跡公園として整備され、石垣、土塁、堀跡などを見学できる。
| 目的 | 荒木村重の居城、摂津支配の拠点、城下町を含む惣構の防御拠点 |
|---|---|
| 特長 | 惣構、主郭部、石垣、土塁、堀跡、侍町、町屋、荒木村重ゆかりの城 |
| 他の城との違い | ・城だけでなく、侍町と町屋まで堀と土塁で囲んだ惣構の城である ・荒木村重が織田信長に反旗を翻した有岡城の戦いの舞台である ・JR伊丹駅前という市街地に、主郭部の石垣・土塁・堀跡が残る |
| 石垣 | 現存 |
|---|---|
| 土塁 | 現存 |
| 種類 | 石垣、土塁、堀、惣構、主郭、平城 |
| 石材 | 自然石、転用石など |
| 特長 | 有岡城は、伊丹段丘の東縁部に築かれた平城で、主郭部に石垣・土塁・堀跡が残る。荒木村重は城だけでなく、侍町や町屋まで含めて堀と土塁で囲む惣構を整備した。石垣には仏教関連の石造品を転用した石も見られ、急いで石材を集めて築いた戦国期城郭らしい特徴を伝えている。石垣だけでなく、段丘地形、堀、土塁、惣構の範囲をあわせて見ることで、有岡城の本質が理解できる。 |
| 別称 | 伊丹城 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県伊丹市 |
| 築城 | 南北朝時代頃 |
| 築城者 | 伊丹氏 |
| 住所 | 兵庫県伊丹市伊丹1丁目・2丁目周辺 |
| 電話番号 | 072-784-8090 |
| 開館時間 | 有岡城跡史跡公園は見学自由 |
| 休館日 | なし |
| 入館料 | 無料 |
| 備考 | 有岡城跡は国指定史跡で、JR伊丹駅西側に主郭部が整備されている。主郭部では石垣、土塁、堀跡を見学できる。城域は南北約1.7km、東西約0.8kmに及ぶ惣構で、城と城下町が一体となって守られていた。 |
| 南北朝時代 | 伊丹氏により、伊丹城の前身となる城が築かれたとされる |
|---|---|
| 戦国時代 | 伊丹氏の居城として、摂津国の地域支配に関わる |
| 1574年 | 荒木村重が伊丹氏にかわって伊丹城に入り、城名を有岡城と改める |
| 1574年以降 | 荒木村重により、城・侍町・町屋を堀と土塁で囲む惣構の城へ大改修される |
| 1578年 | 荒木村重が織田信長に反旗を翻し、有岡城に籠城する |
| 1579年 | 織田方の包囲により有岡城が落城する |
| 1580年代 | 有岡城は城としての役割を終え、廃城となる |
| 1979年 | 有岡城跡が国の史跡に指定される |
| 1988年 | 史跡範囲が追加指定される |
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