大浦天主堂長崎県長崎市

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  • 元治元年(1864)に建てられた、現存する国内最古の教会堂
  • 日本二十六聖人に捧げられた、長崎のカトリック教会
  • 潜伏キリシタンが宣教師に信仰を告白した「信徒発見」の舞台

大浦天主堂とは、長崎県長崎市南山手町にあるカトリック教会である。元治元年(1864)、パリ外国宣教会のフランス人司祭らによって、長崎居留地の外国人のために建てられた。正式には日本二十六聖殉教者聖堂といい、豊臣秀吉の命により長崎・西坂で殉教した日本二十六聖人に捧げられている。献堂直後の元治2年(1865)、浦上の潜伏キリシタンが大浦天主堂を訪れ、プティジャン神父に信仰を告白した出来事は「信徒発見」と呼ばれる。大浦天主堂は、現存する国内最古の教会堂であり、国宝、世界文化遺産の構成資産として、長崎のキリスト教史を伝えている。

大浦天主堂の特長
目的 カトリック信仰の場、日本二十六聖人の顕彰、信徒発見の記憶継承、潜伏キリシタン史の理解、近代教会建築の保存、世界文化遺産としての保存活用
特長 大浦天主堂、日本二十六聖殉教者聖堂、カトリック教会、パリ外国宣教会、フューレ神父、プティジャン神父、日本二十六聖人、信徒発見、浦上の潜伏キリシタン、国宝、南山手、長崎居留地、ゴシック風建築、五廊式教会堂、尖頭アーチ、ヴォールト天井、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
他の教会との違い ・元治元年(1864)に建てられた、現存する国内最古の教会堂である
・日本二十六聖人に捧げられ、殉教地である西坂の方角を向いて建てられた
・浦上の潜伏キリシタンが宣教師に信仰を告白した「信徒発見」の舞台である
・外国人宣教師の指導のもと、日本人大工が建設を手がけた初期の洋風建築として価値が高い
・国宝であり、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産でもある
大浦天主堂DATA
別称 国宝大浦天主堂、旧大浦天主堂、日本二十六聖殉教者聖堂
正式名称 日本二十六聖殉教者聖堂
所在地 長崎県長崎市南山手町
建築年 元治元年(1864)
改造 明治8年(1875)に改造。明治12年(1879)に増改築が行われ、現在の姿に近づいた
創建者 パリ外国宣教会のフランス人司祭ら
主な関係者 フューレ神父、プティジャン神父、浦上の潜伏キリシタン、日本二十六聖人
宗派 カトリック
献堂対象 日本二十六聖人
構造 五廊式教会堂、桟瓦葺、北端八角尖塔付
建築の特徴 ゴシック風外観、尖頭式アーチ窓、ヴォールト天井、正面上部の「天主堂」の扁額
文化財指定 昭和8年(1933)に国の重要文化財指定、昭和28年(1953)に国宝指定
世界遺産登録 平成30年(2018)、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録
住所 長崎県長崎市南山手町5-3
電話番号 095-823-2628
拝観時間 通常期(3月~10月)は8時30分~18時。拝観受付・最終入場は17時30分まで。冬季(11月~2月)は8時30分~17時30分。拝観受付・最終入場は17時まで
休館日 教会行事により休館する場合あり
拝観料 大人1,000円、中高生400円、小学生300円。拝観料には大浦天主堂キリシタン博物館の入場料を含む
駐車場 専用駐車場なし
アクセス 路面電車「大浦天主堂」電停から徒歩約5分
備考 大浦天主堂は、現在も祈りの場である。堂内の撮影は禁止されており、静かに拝観する必要がある。天主堂前には階段があり、車椅子の場合は介助が必要となる。
大浦天主堂への交通アクセス
路面電車「石橋」駅から徒歩約6分

HISTORY 大浦天主堂について

大浦天主堂の歴史
1597年 慶長2年、長崎の西坂で日本二十六聖人が殉教する
1862年 文久2年、日本二十六聖人が列聖される
1862年 パリ外国宣教会のフューレ神父が、長崎における宣教拠点として大浦の地を定める
1863年 文久3年、司祭が居住する司教館が建てられる
1864年 元治元年、大浦天主堂が建設される。日本二十六聖人に捧げられ、西坂の方角を向いて建てられた
1865年 元治2年、献堂式の直後、浦上の潜伏キリシタンが大浦天主堂を訪れ、プティジャン神父に信仰を告白する。「信徒発見」と呼ばれる出来事である
1867年 慶応3年、信仰を表明した浦上の潜伏キリシタンが捕らえられ、のちに浦上四番崩れへとつながる
1873年 明治6年、キリスト教禁制の高札が撤廃される
1875年 明治8年、大浦天主堂が改造される
1875年 境内に司祭養成のための羅典神学校が創設される
1879年 明治12年、大浦天主堂の増改築が行われ、現在の姿に近い教会堂となる
1883年頃 伝道師を養成するための伝道師学校が創設される
1933年 昭和8年、大浦天主堂が国の重要文化財に指定される
1953年 昭和28年、大浦天主堂が国宝に指定される
2012年 平成24年、大浦天主堂境内が国の史跡に指定される
2018年 平成30年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録される
現在 大浦天主堂は、現存する国内最古の教会堂、信徒発見の舞台、国宝・世界文化遺産として保存されている