志波城跡盛岡三大麺を味わう、食の知的旅 ── 古代の志波城と三つの麺が語る、盛岡の時間

日本の旅侍編集部
[執筆者] (運営者)

「食の都」とも呼ばれる盛岡。この街には、古代から受け継がれる歴史とともに、人々の暮らしに根づいた味の文化があります。

今回は、平安時代の史跡・志波城を歩き、盛岡三大麺──わんこそば・じゃじゃ麺・冷麺──を巡る旅へ。
歴史と食がひとつにつながる盛岡を、ゆっくりと味わいました。

味と文化が交わるまち・盛岡

盛岡は、古代から人が集い、文化が育まれたまち。その豊かな自然と風土は、食文化にも大きく影響してきました。

冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば。いずれも家庭や日常の中で息づき、“食べる”ことが地域の記憶をつないでいます。

歴史を歩き、麺を味わい、文化を感じる。盛岡ならではの「知的な食の旅」が、ここにあります。

盛岡モデルプランとアクセス案内

🚶‍♀️ モデルプラン
🕘 10:00 盛岡駅到着
🕙 10:40 バスで志波城跡へ(古代の歴史を感じる)
🕛 12:30 東家本店でわんこそばを体験
🕐 15:00 白龍 本店でじゃじゃ麺ランチ
🕒 18:30 盛楼閣で冷麺を味わう
🚃 アクセス
盛岡駅 → 志波城跡:岩手県交通バス「飯岡十文字」下車で約20分
志波城跡 → 東家本店:バスで約20分
東家本店 → 白龍 本店:徒歩約7分
白龍 本店 → 盛楼閣:バスで約8分

古代の史跡を訪れた後、市内中心部で三大麺をめぐるルート。徒歩と公共交通で無理なく巡れる、盛岡らしい食の旅です。

古代からはじまる盛岡の時間、食文化としての三大麺

🏯 志波城跡
平安時代に築かれた古代城柵。
東北経営の拠点として重要な役割を果たし、復元された南門や築地塀が往時の姿を静かに伝えています。
盛岡の「はじまり」を感じる地です。
🥢 東家本店(わんこそば)
小さなお椀を重ねる盛岡の伝統食。
食べるごとに“おもてなし”の心を感じる、文化体験そのもの。
明治から続く老舗で、盛岡の人情と味を堪能できます。
🍜 白龍 本店(じゃじゃ麺)
盛岡市民に愛される郷土麺。
肉味噌をよく混ぜ、酢やラー油で自分好みに仕上げる自由な一杯。
食後の「ちいたんたん」で締めるのが盛岡流です。
🍉 盛楼閣(冷麺)
透き通る麺と牛骨スープが織りなす一杯。
スイカとゆで卵の彩りが美しく、夏の盛岡を象徴する味。
辛さと爽やかさが絶妙に調和する、盛岡の定番料理です。

歩くほどに深まる、盛岡の静かな味わい

志波城の石垣に歴史を見て、三つの麺に人々の暮らしを感じる。盛岡は、食そのものが“文化”として息づくまちでした。旅を終えたあとも、ふと香りや食感を思い出す──そんな余韻が、静かに残ります。

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    記事カテゴリ
    知的旅・大人旅
    場所
    岩手県
    関連する城・寺・神社

    志波城

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