波上宮沖縄県那覇市

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  • 那覇市若狭の崖上に鎮座する、沖縄総鎮守として信仰される神社
  • 琉球八社の第一に位づけられ、「当国第一の神社」と尊崇された社
  • 那覇港を出入りする船の航海安全や、豊漁・豊穣を祈った海辺の信仰拠点

波上宮とは、沖縄県那覇市若狭にある神社である。創始年は不詳だが、古くから人々が海の彼方にあるニライカナイの神々に、風雨順和、豊漁、豊穣、平穏な暮らしを祈った聖地の一つとされる。那覇港を出入りする船は、崖上に鎮座する波上宮を望みながら航路の平安を祈り、無事に帰港した際には航海無事への感謝を捧げた。琉球王府からの崇敬も厚く、琉球八社の制が整えられると第一に位づけられ、「当国第一の神社」と尊崇された。現在も「なんみんさん」と親しまれ、海を望む崖上の社殿と波の上ビーチ周辺の景観が、那覇らしい海の信仰を伝えている。

波上宮の特長
目的 航海安全、海上安全、豊漁、豊穣、国家安泰、王府の祈願、地域の鎮守、日々の参拝、御祈願
特長 波上宮、なんみんさん、那覇市若狭、波上山、花城、ニライカナイ、那覇港、琉球八社、当国第一の神社、沖縄総鎮守、熊野権現、伊弉冉尊、速玉男尊、事解男尊、波の上ビーチ
他の神社との違い ・那覇港を見下ろす崖上に鎮座し、海と航海の信仰と深く結びついている
・琉球八社の第一に位づけられ、琉球王府から特に厚く崇敬された神社である
・出船は航路の平安を祈り、入船は航海無事を感謝したという那覇港の歴史と重なる
・創始の背景に、ニライカナイへの祈りや熊野権現の神託伝説が伝えられている
・社殿だけでなく、崖、海、港、ビーチの景観が一体となって信仰の場を形成している
波上宮DATA
別称 なんみんさん、波上山、花城
正式名称 波上宮
所在地 沖縄県那覇市若狭1-25-11
創建 不詳
主祭神 伊弉冉尊、速玉男尊、事解男尊
別鎮斎 火神、産土神、少彦名神
旧社格 官幣小社
位置づけ 琉球八社の第一、沖縄総鎮守
主な見どころ 崖上の社殿、参道、境内、波の上ビーチ側から望む社殿、那覇港と海の信仰を感じる景観
文化財指定 境内地を含む「波上(ナンミン)」が那覇市指定史跡・名勝
授与所 9:00〜16:30。変更される場合があるため、最新情報は公式サイトを確認
参拝料 無料
アクセス ゆいレール旭橋駅から徒歩約15分。那覇空港からタクシーで約10分。バス利用の場合は「西武門」下車徒歩約3分
備考 波上宮は、那覇の市街地にありながら海の信仰を強く感じられる神社である。波の上ビーチ側から崖上の社殿を眺めると、なぜこの場所が「波の上」の聖地として信仰されたのかを理解しやすい。
波上宮への交通アクセス
ゆいレール「県庁前」駅から徒歩約18分。

HISTORY 波上宮について

波上宮の歴史
創始不詳 波上宮の創始年は不詳である。古くから、海の彼方にあるニライカナイの神々に、風雨順和、豊漁、豊穣、平穏な暮らしを祈る聖地の一つとされた。
御鎮座伝説 南風原の崎山の里主が海浜で不思議な霊石を得て、それを祈ることで豊漁を得たという伝説が伝わる。その後、波上山で熊野権現の神託を受け、王府が社殿を建てて祀ったとされる。
琉球王国時代 那覇港を出入りする船は、崖上に鎮座する波上宮を望み、出船の際には航路の平安を祈り、入船の際には航海無事への感謝を捧げた。
琉球王国時代 琉球王府の信仰も厚く、国王は毎年正月に参拝し、国家の平安と繁栄を祈った。琉球八社の制が設けられると第一に位づけられ、「当国第一の神社」と尊崇された。
明治23年(1890) 官幣小社に列格する。明治以降は沖縄総鎮守として整えられ、社殿や神域も整備された。
昭和20年(1945) 沖縄戦により被災する。社殿や神域は大きな損害を受け、戦後に再建が進められることになった。
昭和28年(1953) 御本殿と社務所が再建される。戦後の復興のなかで、波上宮は再び地域の信仰の場として整えられていった。
昭和36年(1961) 拝殿が再建される。これにより、戦後の社殿復興がさらに進んだ。
平成5年(1993) 平成の御造営により、御本殿以下の諸社殿が竣工する。翌年には境内整備も完了した。
平成18年(2006) 境内地を含む「波上(ナンミン)」が那覇市指定史跡・名勝に指定される。